パーキンソンの法則を知った上で資産形成を考える
資産形成をする上でも基礎はおろそかにできません。そこで、今回は「パーキンソンの法則を知り、お金を管理する」をテーマにお届けいたします。
そもそもパーキンソンの法則とはどういったものなのでしょうか?これは英国の歴史学者シリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則で、ここでは第一法則と第二法則を挙げてみます。
つまり、パーキンソンの法則とは、人は与えられた分の時間やお金を使ってしまう、というものです。
例えば、この記事を書くのにもパーキンソンの法則が働いています。「今日中に書ければいいや」と思って書いていると、1日かけてダラダラと書くことになってしまいます。これがパーキンソンの法則の第1法則です。
また、収入が20万円の人を考えてみましょう。その人は「収入が30万円あれば生活が楽になるのに」と言います。実際に収入が30万円になったときには、今度は「収入が40万円あれば生活が楽になるのに」と言っています。増えた分だけきれいに使い切ってしまうのです。これがパーキンソンの法則の第2法則です。
だから「時間」も「お金」も残らないのです。そして、法則だからはまってしまうのです。法則って怖いですね。ハマらないためにも、まずはパーキンソンの法則というものがあることを知っておきましょう。では、知った上でどう対策していけばいいでしょうか?
これについては期限を短く設定することです。先ほどの記事を書く例の場合ですと、「30分で書く!」といったように時間を制限するわけです。そうすることで、その時間内に書こうと行動します。時間をかけたからといって良いものができるというわけでもありませんので。
お金が貯まる仕組みを作りましょう。収入の20%は強制的に貯蓄用の口座に移すなりすることです。5日以内に別の口座に移るように設定しておき、初めから80%の収入しかないものとして生活するのです。私の場合は、強制的に積立投資に回される仕組みを作っています。
資産形成をする上で大切なことは「支出のコントロール」です。収入を増やすことはもちろん大切ですが、支出を管理することはもっと大切です。それは何千万、何億と年収がある人が破産していることからも明らかです。しっかりと支出を管理していきましょう。
この記事を書いた人:
資産形成コンサルタント 岡竜一
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