中国経済が株価に与える影響-東京カフェ会通信

~中国に振り回される株価~

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中国経済が株価に与える影響、振り回される私たち

更新日:2016/10/19

10月19日、日経平均株価が17,000円を回復しました。通常なら、10月末の半期決算前で株価は慎重に推移するタイミングです。背景には中国経済影響があるようです。

中国元安

中国の通貨は人民元です。中国は世界の工場と呼ばれるほどの輸出大国で、輸出が経済を支えています。そして人民元が安くなれば、中国の輸出企業の後押しになる為、人民元安は中国経済の活性化に繋がります。(日本円が安くなるとトヨタの株価が上がるのと同じです。)

景気後退が囁かれる中国ですが、自国経済を守るため、中央銀行が人民元安へ誘導しており、1ドル=6.734元と現在6年ぶりの安値水準で推移しています。

中国の輸出量減少

そんな中、10月13日に中国が発表した9月の輸出量は前年同月比10%減でした。元安だから輸出は増えると期待されてたのですが、大幅減の発表で市場関係者の間で「やっぱ中国やばいかも…」という不安が広がりました。結果、この日のダウ平均株価は大きく値を下げました。

GDPは予想通り

先の結果からGDPも悪い結果が発表されるのでは?という空気が流れていましたが、10月19日に発表された7-9月の中国のGDPは成長率6.7%と市場の予想通り。市場関係者は「やっぱり中国大丈夫かも!」という安心感が今日の株価を下支えしました。

これらのニュースを聞いたとき、私はどう行動したか?実は何も行動していません、静観していました。中国のリスクは常に頭の片隅に置いておく必要はあるかと思います。しかし、日々のちょっとしたニュースに振り回されることも得策でないと考えます。それまでの経済の動きや個々のニュースの重要性など総合的に判断したいて行動したいですね。


この記事を書いた人:中野史雪

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