~消費者目線と投資家目線で電力自由化について考える~
資産形成に役立つ時事ネタを知る
更新日:2016/04/14
消費者目線と投資家目線で電力自由化について考え、これからの資産形成に役立てていきましょう。投資でお金を増やすことも大事ですが、光熱費など固定費を見直すこともお金を守る上で大事なことです。
4月1日から電力自由化が始まります。これまで家庭向けの電気は大手電力会社(東電、関電など)が独占的に販売していましたが、これからは電力会社以外の企業も電気を販売することができます。我々は各電力会社の中から好きな電気プラン、場合によっては発電方法も選ぶことができるようになります。
参入する企業は主に
などですが、他にも日立造船やHIS(なぜか安い)など発電のイメージのわかない会社も参入しています。
また、契約先を携帯電話会社やガス会社に合わせると、セット割りが適用されてお得になる場合もあります。会社によってはTポイントなどのポイントが貯まることもあるようです。プランも会社によって様々なので自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。インターネットで比較サイトなどもあるので活用してみてください。
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ちなみに、万一契約先企業の発電量が足りなくなったとしても、他の会社から電気を融通してもらうことになっています。また、送電は引き続き大手電力会社が行います。なので、電力会社を変えたとしても送電が不安定になることは無いでしょう。
投資家目線でお話したいと思います。電力自由化は今年の投資のテーマの1つだと考えています。現在、家庭向けの電力需要はおよそ8兆円あり、今まで大手電力会社が独占していました。今年からはこの市場へ自由に参入できるようになり、700社以上が新規参入するようです。
ただ電気を売るだけなのですが、企業により様々な特色があります。
また、大手電力会社の株価がずっと安値圏で推移しています。東京電力の4月13日の終値が601円、PERはなんと2.1倍!関西電力の989.4円でもPERは5.9倍。かつての人気銘柄がいくらなんでも安すぎでは?と思います。
この記事を書いた人:中野史雪