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更新日:2017/2/14
最近、メディアなどでポピュリズムという言葉をよく耳にするようになりました。「欧州で勢いを増すポピュリズム」「欧州ポピュリズムと経済」など、少し検索すれば出てきます。政治思想的な言葉って調べても難しいですが、政治は経済に与える影響も大きいので無視できません。
ウィキペディアにはポピュリズムの説明として下記があります。
“一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである。”
まるでアメリカ新大統領トランプのことを言っているようです。
去年の春、イギリスがEU離脱を決めてからポピュリズムの流れはありましたが、勢いを決定づけたのはトランプ大統領でしょう。
彼はアメリカ第一主義を掲げ、自国の国益を露骨に追及しました。例えばこれらの政策です。
このアメリカの姿勢を受けて自国の利益を追求する流れは世界、特に欧州で勢いを増しています。
欧州では今年フランス、ドイツ、オランダで大きな国政選挙が行われます。
特にフランスでは4-5月の大統領選に向けて極右政党のルペン党首が勢いを増しており、大統領になれば6ヶ月以内にEU離脱の国民投票を行うと明言しています。
オランダでも極右政党に勢いがあると伝わっていますし、ドイツも同様の流れのようです。
主な国政選挙
今回は政治色の強い投稿になりましたが、マーケットと政治は切っても切れない関係にあります。
このままEU離脱ともなればマーケットにインパクトがありますし、選挙前後はニュースごとに株価が乱高下するでしょう。予想も難しいです。まずは日程を抑えて、個々のニュースの確認を怠らないことです。
この記事を書いた人:中野史雪