リオデジャネイロオリンピックと日本企業-東京カフェ会通信

~リオデジャネイロオリンピックが現地時間8/5に開幕します~

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リオデジャネイロオリンピックと日本企業

更新日:2016/08/02

今回はリオデジャネイロオリンピックと日本企業についてのお話です。

リオ五輪と日本の企業活動

リオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)が現地時間8/5に開幕します。

ある記事によると、リオ五輪開催が自社の企業活動にプラスの効果があると考える日本の企業は全体の3%だけだそうです。ブラジルは日本から離れていることもあり、影響は少ないと考える企業がほとんどです。

ですが、逆に影響があると考えている企業もあります。

例えばビックカメラは4Kテレビの売り上げが好調で、前年同期の2割増しの売れ行きを記録しています。

また、旅行会社については、「治安などの懸念でそれほど伸びない」と考えられていますが、東京五輪の開催に向けて企業の視察は伸びています。ブラジルへの移動は距離が長くなってしまうので、必然的に客単価も上がります。

スポンサー契約と宣伝効果

また、五輪とスポンサー契約としている企業は宣伝効果が見込めます。

もっともレベルの高いスポンサー契約はワールドワイドパートナー契約です。この契約だと、自社製品とオリンピックを絡めたキャンペーンを世界中ですることができます。またこの契約の場合、オリンピックで使用される機材となる可能性も高い為、テレビ中継などで世界中の人の目にも入ります。日本ではブリヂストン、パナソニック、トヨタなどがこのスポンサー契約をしています。

未来のメダリストを探す

あと面白いのが、メダリストが所属している企業の株価が上昇する、というのがあります。例えば、ロンドン五輪で金メダルと獲得した内村航平選手が所属するスポーツクラブの親会社であるコナミスポーツが大会中に大きく株価を上げました。(特に変わらなかった例もあるので一概には言えません)賭け事が好きなら、メダルを取りそうな選手が所属している会社の株を買ってみるのも一興かもしれません。

投資家として一味違った夏の祭典を楽しんでみてはいかがでしょうか?


この記事を書いた人:中野史雪

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