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ソフトバンクは7月18日、英半導体大手のARMを買収すると発表しました。お値段は「たかが3.3兆円」と孫正義氏。
ソフトバンクがなぜ半導体メーカーを買収したのか?狙いは事業の多角化でしょう。
今、大企業では事業の多角化が進んでいます。
新しい事業を始める為にM&Aを利用することは良い選択です。その会社のノウハウ、ブランド、設備、市場シェアなどを一度に手に入れることができます。
特にARMの場合、世界のスマホの97%には同社が設計したチップが搭載されておりシェアは申し分ありません。このニュースに対して英国政府は歓迎するとコメントを出しています。
ただし、投資家は歓迎していないようです。買収に必要3.3兆円の内、1兆円は借り入れを行います。負債の増加と先行きの不安から株が売られ、7月19日は約10%株価が下落しました。
ソフトバンクが2012年にスプリントを買収した時も同じように株価が下がりました。その後、結果を出したので株価は上昇しましたが、今回はどうなるのか?しばらく様子を見たいと思います。
この記事を書いた人:中野史雪