トランプノミクス？トランプラリー？トランプ大統領のシナリオ-東京カフェ会通信

トランプ氏の経済政策、トランプノミクスの影響は？日本時間の11月9日にアメリカ大統領選が行われました。トランプ氏が次期大統領に決まり、この日の株価は900円の下落。しかし、意外にも真面目な勝利宣言のためか、翌日の株価は反発し、現在は高値で推移しています。

トランプ次期大統領が掲げるアメリカ第一主義

もう一度、トランプ氏の掲げる政策を確認してみましょう。

• 大幅な減税
• 10年で1兆ドルのインフラ投資
• 雇用流出を防ぐ為の貿易協定の見直し
• 国内エネルギー産業の復興
• 社会保障（オバマケア）改革

それぞれに関連銘柄がありますが、問題はこれらを本当に実現できるのか、が焦点です。

楽観シナリオに傾く市場

足元で株価が上昇しているということは、これらの政策がアメリカ(世界)経済に、良い影響を与えると楽観的な予測をする人が多いからです。

1. インフラ投資や大幅減税
2. アメリカ国内での生産拡大、経済成長
3. アメリカの消費拡大が世界へ波及
4. 資源高で新興国が経済成長
5. 金利上昇でドル高
6. 世界的に株価が上がる

楽観シナリオはざっとこんなところではないでしょうか。

悲観シナリオに要注意

トランプ氏の政策がアメリカ(世界)経済に悪い影響を与えることもリスクとして考えておかなければなりません。

• 自国の雇用を守る為、移民を排除する→労働力の低下
• TPP離脱。自国企業を守る為、輸入品の関税を上げる→貿易が滞り、世界の成長鈍化

しばらくはトランプ氏の発言で株価が乱高下すると思いますので、今の状況を楽観視しすぎないようしましょう。個人的には暴言後の安くなったところで買いを入れていきたいと思っています。ただ、自分には一昔前の民〇党と被って見えて正直怖いですね。できないことをしゃーしゃーと言って人気取りしました、でなければいいのですが。

おまけ

トランプ関連銘柄（トランプラリーと言うそうです）を挙げておきます。別にお薦めしているわけではありませんが、ご参考に。

• インフラ
  • 日立建機
  • 三菱マテリアル
  • （米）キャタピラー
  • （米）バルカン・マテリアルズ
• 金融
  • 三菱UFJ
  • T&D
  • （米）JPモルガン
• 防衛
  • 三菱重工
  • 日立
  • （米）ロッキードマーチン

この記事を書いた人：中野史雪